2015年12月06日
救命救急講習
11月27日(金)は年に1回の恒例となっている、救命救急講習を受けに三島消防本署へ行きました。
内容は、乳幼児に対する救命処置の実技を中心に、AEDの使用や窒息や転落時の処置 など、丁寧に教えて頂きました。
まず、消防士さんからのこの言葉から始まりました。
「乳幼児は心肺停止に陥ることは事故以外ではほぼない。」
それは言い換えれば、私たち親が事故を未然に防げば救命処置が必要になることもない ということ。
一瞬の不注意、一瞬の判断の誤り、事故はほんとに一瞬の出来事です。
その一瞬の私たち親の行動が、子どもたちの命に関わることもあるということ、肝に銘じておきたいと思います。
救命処置を学ぶことは大事ですが、未然に防ぐこと、それも大事ですよね。
さて。学んだことをまとめますと。
大事なことは、反応の有無の確認 だそうです。
→乳児では足の裏を叩く、幼児では肩をゆすり耳元で声をかける
反応があれば、心臓は動いている
反応がなければ、救命処置を開始する
☆救命処置
1.反応がないことを確認したら、119番とAED
2.誰か助けを呼ぶ
3.呼吸を10秒見る
死戦期呼吸(口がパクパクしているが呼吸していない状態)と間違わないように、腹部を見て呼吸 の有無を確認する
4.呼吸が止まっている=心臓も止まっている
5.人工呼吸・胸骨圧迫の開始
胸骨圧迫30回 人工呼吸2回
反応が出てくるまで行う
*人工呼吸
・強く早く吹き込んでしまうと、お腹に入りすぎ、吐いてしまうため。
・フーよりハー 1秒かけて吹き込む
*胸骨圧迫
・圧迫は体の1/3程度が沈み込む力で行う
*AED
・AEDの指示に従って、心臓を挟む位置にパットを貼る(小児は腹部と背中に貼り、心臓を挟み込む)
・AEDが解析し、心室細動の状態だと、電気ショックを開始
・ショック後はすぐに胸骨圧迫再開→反応があるかないか 確認しながら続ける
AED使用の実技。子どもも一緒になってAEDの言葉に耳を傾けています
AEDと胸骨圧迫を組み合わせての救命処置
一人ひとり実際に体験することが、万が一の非常時には大きな助けになることと思います。
さて、講習が終わった後は、子どもたちのお楽しみ消防署内と救急車、消防車の見学の時間をとっていただきました。
間近で見る消防車は迫力ありました~
救急車の中は病院の器具がたくさん入ってました。みんな興味津津で覗き込んでます~
最後はみんなで、消防車の前で記念写真。
プレセンメンバー以外でも、講習に興味を持ってくれたママさんの参加もあり、大人数でしたが、みんなそれぞれ実際に触れ、学ぶことができた貴重な時間でした。学んだことは頭に置いて、でもまずは、事故を未然に防ぐこと。 これに尽きますよね。
最後になりましたが、子ども同伴での救命救急講習を毎年、快諾してくださる三島消防署の方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。
子どもたちの楽しみな時間も作ってくださり、多くの御配慮、本当にありがとうございました。
Posted by みしまプレイセンター at 16:46